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ダイコん

玉之湯農業部のホームページへようこそ

玉之湯農業部を担当している礼美(れいみ)と申します。玉之湯社長と女将の娘です。
農業部と申しましても正式部員はまだ私一人。玉之湯のお客様にご提供するお料理の食材の多くを農業部で自給できるようになるのが夢です。

私は物心ついた頃から玉之湯を通して社会の移り変わりを感じてきました。と同時に、どこから来てどこへ行くのかわからないモノにあふれた社会、流行に翻弄される旅館のあり方、その中にある自分の生き方に対して、ずっと腑に落ちない気持ちの悪さを感じてきました。

旅館は日本文化の衣食住、様々な伝統が集う場所。長い時間をかけて作られた伝統文化や先人の知恵を大切にし、地に足の着いたサービスこそお客様に心からホッと安心していただけるのだと思っております。

玉之湯農業部の取り組みは、まだまだ取るに足らない小さなものですが、これからできることを少しずつ広げていきたいと考えております。

自然農法を学びながら

「人間は何故生きているのか」という答えは簡単には出せませんが、「すべての人は衣食住あるからこそ生きることができる」という事は簡単にわかります。そしてそれらは、自然から与えられているという事もすんなりと納得できます。人間が存在し続ける先に何が待っているのかはわかりませんが、人間が永続的に存在し続けるためには、自然との共生が欠かせません。

ほとんどの人が衣食住をお金で買うようになった今日の日本。どこでどのように作られているかわからないものを、できるだけ安く手に入れ、使い終わったら捨てる。この仕組みが世の中に様々な悪循環を生み出しているように感じられます。一方で、何も無駄にしない、自然と共生するあり方を考える時、驚くほどあらゆる物事がつながり、プラスの循環が生まれてくるという事を最近強く実感しています。

漠然と「自然に優しい農業がしたい」と思っていた時に偶然出会った“自然農”、“自然農法”。虫や草を敵としない、「作る」のではなく、野菜やお米がのびのび育てるように手助けをするという考え方。決して楽ではありませんが、この農法を実践しながら、自給率を高めていきたいと思っています。

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