先週の金曜日

■　1万8千泊超、不正受給の疑い　GoToトラベルで　HIS子会社

　※　https://k.d.combzmail.jp/t/5104/k0eavos0xygxcsi9xnaNv

という衝撃のニュースが流れました。

記事によると

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旅行大手エイチ・アイ・エス（HIS）の子会社が政府の観光支援策「Go　To　
トラベル」で不正な給付申請をしていた疑いがある問題で、申請が少なくとも
延べ1万8千泊以上ある可能性があることがわかった。
政府関係者が取材に明らかにした。観光庁も事実関係を調査している。

　子会社は、ジャパンホリデートラベル（大阪市）とミキ・ツーリスト（東京
都港区）の2社。
「Go　To　トラベル」事業はコロナ禍で低迷する観光業界を支援するため、
1人1泊2万円を上限に旅行代金の最大半額を補助する仕組みで、昨年7～12月に
実施した。2社は宿泊の実態がなく補助の対象にならない旅行を申請した疑い
がある。

　仮に上限額で1万8千泊分を申請した場合、宿泊費の割引分で約2億5千万円が
補助金として支払われたことになる。政府は補助額を下げるなどして年明け以
降に再開する方針を示している。

　※上記サイトよりの転載

無断で他人の名前を使い都内のホテルに６９連泊の予約を入れ、GOTOトラベルの給付金を受けっとたという報道がありました。
我々まともにGOTOトラベルの受給申請を行っている宿泊施設からは「どうしてそんなことができるの？」という思いが頭をよぎりました。
GOTOトラベルの割引を受けるには宿泊施設での本人確認が必要です。これをチェックイン毎にすべての利用客に行わないと給付が受けれないはず。当初の報道内容では「都内の企業が在宅ワークのために借り上げた」とあったのですが、それなら架空の名前を使う必要もないですし、むしろ当人の名でないと経費の都合上困ることの方が大きいでしょう。これが、今回の報道でHISの子会社だったことが判明したと聞いた時に、「やっぱり旅行会社が絡んでいたか！」とピンときました。大量の部屋を仮予約して（この場合は東京オリンピックの客室確保だったそうです）、予定が変更になったためにホテルサイドから
違約金の請求を受けた。→GOTOトラベルの制度を逆手に取れば割引額（給付金）と地域共通クーポンの架空売上で５０％のお金が手に入ります。ホテル側もグルになって違約金変わりの給付を受けたのでしょう。
旅行会社が己の非を宿泊施設に課することが常態化している業界では考えられないことではありません。

これは明らかに詐欺行為ですし、出来心でしでかしたことにしては規模が大きすぎます。このような事案を防ぐためには厳罰をくだすしかありません。旅行会社の場合は事業登録の取消。宿泊施設は国（少なくとも国交省の）の登録関係の抹消をして、通常の営業状態にはすぐには戻れないようにすることが必要です。

GOTOトラベル事態が急に始まった事業ですが、宿泊施設や旅行会社を助けて業界を押し上げるために行ったことです。このような行為は、まともに給付の手続きを行っている我々に対する冒涜です。
今回、騒動を起こした旅行会社、ホテルについては厳罰に処していただきたい思いです。