松本 浅間温泉 ホテル玉之湯

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2022年1月5日
休館日の必要性

日本人の職業についての美徳は「休むことなく勤勉に働きつづけること」とされてきました。ところがどうでしょう。始まりに厳しく終了にルーズなサービス残業の習慣を作り出し、それにともなう人件費の増加を招いたことも否定はできません。一部の人に仕事が集中し、帰るに帰れない状態になっているのを後目に帰ることのできない人が仕事もないのにやっているふりをして時間を過ごす、旅館でいうならば「待機」していなければならない時間を「何もしていない時間」と勘違いして、今でなくてもよい仕事を勝手に作り出し接客を二の次にしてしまうような状況ができてしまっています。

せっかく有能な新人社員が入社しても、このような生産性のない現場を目の当たりにして、しかも休日が直前になるまでわからない。これではモチベーションが上がるはずがありません。

大規模施設の場合は従業員も多く、休日をきちんとローテーションさせ有給の消化も義務付けられた通りに実行されています。我々のような中小規模施設でも待遇面でも同等のことをしなければなりません。そうすると前述の「日々の受け入れを制限するか」「休館日」を設定するかの選択になります。

全国の様々な施設の状況を拝見しておりますと、きちんとしたクオリティを確保するために定期的な休館日を設定している宿もチラホラ見受けられるようになりました。今後は我々もそのような方向を目指し、従業員の疲弊の軽減につとめ、サービスのクオリティを保てるように努力するべきだと考えております。



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