アメリカの新政権とホテル玉之湯のサステナビリティへの取り組み
2025年1月20日、アメリカではドナルド・トランプ新大統領が就任し、環境規制や多様性、公平性、包摂性(DEI)推進、移民政策において大幅な方針変更を示唆しました。この動きは、気候変動対策や社会的包摂を目指す世界的な流れに逆行するものであり、多くの議論を呼んでいます。しかし、性的マイノリティや難民、気候難民といった社会的に脆弱な立場にある人々を守る責任は、どの国や企業においても揺らぐべきではありません。
社会的責任を果たす企業の役割
私たち企業は、国際情勢や政治的な変化に左右されることなく、社会的責任を果たし続ける必要があります。特に、気候変動やダイバーシティ推進に関しては、地球規模の課題であり、一企業ができることは限られているものの、小さな行動が大きな変化につながります。
ホテル玉之湯の取り組み
ホテル玉之湯では、環境保全と多様性を重視した取り組みを続けています。以下に具体的な事例をご紹介します。
1. 再生可能エネルギーの活用
当ホテルでは、中部電力の再生可能エネルギープログラムに参加し、施設全体での脱炭素化を推進しています。これにより、年間でのCO2排出量を大幅に削減することができています。
2. バリアフリーへの取り組み
お客様の多様なニーズに応えるため、バリアフリー対応客室や、車椅子で利用できる貸切温泉の導入を進めています。これにより、高齢者や身体に障がいのある方でも快適にご利用いただける環境を整えています。
3. 地域コミュニティとの連携
地域の伝統や文化を守るため、地元の生産者との協力を強化し、地産地消の取り組みを進めています。また、多様なバックグラウンドを持つ従業員が働ける環境を整え、人材の多様性を尊重しています。
最近の出来事:多様性への挑戦と対応
先日、Googleの口コミに「サービス業において外国人を使うのはやめて欲しい」との書き込みがありました。このような意見にどう対応すべきか、私は一晩考えることにしました。
当館には、さまざまな国籍を持つ従業員が在籍しており、皆が真摯に仕事に取り組んでいます。こうした従業員を守り、多様性を推進する立場として、毅然とした対応を取るべきだと考えました。そして、意を決して返信画面を開けたところ、その口コミはすでに削除されていました。Googleが規約違反として対応したのかもしれません。
この出来事を通じて、社会全体の価値観が少しずつ変わりつつあることを感じました。同時に、私たちが信じる価値観を持ち続け、発信し続ける重要性を再確認しました。
未来へのメッセージ
アメリカの政権交代は一企業の行動を左右するものではありません。ホテル玉之湯は、これからも環境負荷の低減や多様性の尊重といった持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていきます。
社会的責任を果たす企業として、私たちは政治的動向に関係なく、すべての人々が安心して暮らせる未来を目指し、行動し続けます。



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