「未来に残したい」と願う風景をご紹介します。
北安曇郡池田町にある「北アルプス展望のみち」

この道を歩くと、目の前に広がる北アルプスの雄大な山並み、そしてその静けさに、思わず何度も立ち止まってしまいます。振り返るたびに、新しい景色が心に沁み込み、まるで心が遠くへ旅をしているような不思議な感覚になります。

この道には、派手な観光施設も、にぎやかな看板もありません。聞こえるのは、風が葉を揺らす音、鳥のさえずり、そして自分の足音。それだけ。だからこそ、ありのままの自然と向き合うことができるんです。どこまでも続く青空と、どっしりと構えた山々に抱かれながら歩いていると、心の奥が少しずつほぐれていくのが分かります。

この場所の魅力は、言葉では伝えきれません。ですが確かに、人の心を静かに揺さぶる力があります。私たちも、撮影をしながら何度も「この風景を、次の世代にも残したい」と感じました。

自然というのは、当たり前にあるものではありません。何もしなければ、失われていくこともあります。だからこそ、今あるこの美しい風景を、大切に守り、未来へとつないでいくことが、私たちにできる小さな使命だと信じています。

玉之湯では、日々の暮らしや旅の中で、自然との調和を大切にしています。そしてこうした場所を知ってもらうこともまた、サステナブルな観光の一歩だと思っています。

もし機会があれば、ぜひ「北アルプス展望のみち」を訪れてみてください。
きっと、あなたの心にもそっと残る、やさしい風景が広がっているはずです。