
みなさん、「TCFD(ティーシーエフディー)」という言葉を耳にしたことはありますか?
最近、ニュースや新聞などで見かける機会が増えていますが、少し難しそうに感じてしまいますよね。でも実は、私たちの暮らしや地域経済、そして観光業とも深く関わりのある大切なテーマなんです。
TCFDとは?
TCFDとは、「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」の略。少し長いですが、簡単に言えば「企業が気候変動によるリスクや影響をしっかりと開示し、持続可能な経営を目指すための国際的なルール」です。
たとえば、近年増えている異常気象や自然災害。これらが原因で交通網が遮断されたり、物流がストップしてしまうこともあります。そうなると、必要な物資が届かなかったり、原材料の調達が難しくなるといった問題が発生します。
また、今後は二酸化炭素(CO₂)の排出に対して税金がかかるような制度が世界的に広がるとも言われています。企業は、こうした変化に備え、環境への影響や対応策をしっかり「見える化」していくことが求められているのです。
なぜ宿泊施設にも関係があるの?
一見、観光業や宿泊業とは遠い話のように思えるかもしれません。でも実は、気候変動の影響は私たちのようなホテルにも直接関係しています。
たとえば、雪不足によるスキー観光の減少、猛暑による宿泊者の行動変化、水資源への影響など、自然環境と密接につながる観光地では、気候の変化がそのまま経営に影響してくるのです。
ホテル玉之湯でも、地域の自然を大切にし、持続可能な観光を実現していくために、環境負荷の少ない取り組みを少しずつ進めています。
私たち一人ひとりにできること
TCFDが企業向けのルールだとしても、気候変動の影響を受けるのは企業だけではありません。私たち一人ひとりも、日々の暮らしの中でエネルギーの使い方や、環境に優しい選択を意識することが大切です。
「自然とともに生きる」という意識を持つこと。それが、未来の世代にも豊かな自然や暮らしをつないでいく第一歩になります。
ホテル玉之湯では、これからも自然との共生を大切にしながら、お客様に安心と癒しの時間をお届けしていきたいと考えています。
今後もこうした環境や社会にまつわる話題も、わかりやすくお伝えしていきますので、ぜひブログもお楽しみに。
自然とともに歩む宿、玉之湯より。


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